2026年5月15日、HSAE JAPAN株式会社(航盛日本会社)日本技術センターが、神奈川県横浜市港北区・新横浜にて正式に開設され、新横浜オフィスでの全面稼働を開始しました。
これは、航盛にとって日本市場を本格的に開拓していく上での重要なマイルストーンであると同時に、同社の国際化戦略が、単なる「海外進出」から「現地社会への深い融合」へと大きく進化したことを示しています。従来の駐在員事務所体制から、研究開発・営業・品質保証機能を備えた現地密着型の総合運営拠点へと戦略的な高度化を実現しました。

「海外市場へ進出し」から「現地に根付き」へ:ローカル開発力の戦略的強化
日本技術センターの設立は、航盛のグローバル戦略を推進する中核施策です。
自動車電子業界が「部品」から差別化を生み出す「コア競争力」へと進化する中、航盛は「海外市場へ進出し・現地に根付き・未来へ飛躍する」という長期戦略を掲げ、「中国の技術力+日本品質+ローカルサービス」を融合した競争力構築を推進「Local for Local」 の理念を実践し、グローバル自動車電子産業への深い融合を目指しています。
日本技術センターは、深圳・揚州・武漢・成都など中国国内の開発拠点、およびドイツ・ベルリン拠点と連携し、グローバル開発ネットワークを形成しています。
同社の技術チームは6都市・2大陸にまたがり、「国内で基盤強化、海外で先端突破」という協業体制により、グローバル事業展開を支えています。
➡海外市場へ進出し(2019年):展開の第一歩、国際協業の架け橋構築
日本支社を設立し、グローバル展開の第一歩を踏み出しました。
継続的な顧客対応体制を構築し、市場協業基盤を強化しました。
➡現地に根付き(2026年):戦略の中核、ローカル一体型体制構築
日本技術センターを正式開設。単なる窓口機能を超え、研究開発・品質・営業を統合したローカル組織を構築し、日本自動車産業への深い融合を推進。迅速かつ的確な顧客対応を実現します。
➡未来へ飛躍する(未来):価値向上、グローバル競争力強化
日本技術センターを戦略拠点として、中国の技術革新力と日本のものづくり品質を融合し、国際競争力を持つ技術サービス体制とブランド力を構築していきます。
この取り組みは、日本市場への長期的コミットメントを示すものです。
「技術で基盤を築き、品質で信頼を得て、サービスで未来を拓く」という理念のもと、持続可能な産業協業エコシステムを構築していきます。
現在、自動車産業は「Software Defined Vehicle(SDV)」から「AI Defined Vehicle(ADV)」への大きな転換期を迎えています。日本技術センターは、航盛の技術革新・協業推進を牽引する重要拠点となります。
ローカル化推進:中日協調型研究開発ハブ構築
航盛日本技術センターは新横浜に位置し、交通利便性に優れた立地により、高頻度・高密度な顧客技術交流を支援します。

組織面では、開発部門、プロジェクト管理部門、品質管理部門を設置。本社技術センターがバックエンド支援を行い、「日中連携体制による品質・コスト・開発効率の最適化」の高効率協業体制を構築しています。
日本技術センターは、航盛が推進する「Local for Local」戦略を実践する中核拠点として位置づけられています。
研究開発の現地化
海外開発拠点を設立し、現地技術人材を採用。
日本OEM・大学・研究機関との共同開発を推進し、製品適合開発および先端技術研究を強化しています。
人材の現地化
日本文化・言語・産業環境に精通した経験豊富なエンジニアチームを構築。
クロスカルチャーマネジメントを推進しています。
運営・コンプライアンスの現地化
日本自動車産業エコシステムへ深く融合し、現地アフターサービス・顧客サポート体制を構築。
日本市場の品質要求・法規制・データ管理要件に対応しています。
ローカル開発体制のコア価値は、以下の3点に集約:
1、➡技術判断の前倒しによる顧客密着型サービス
日本市場向け先端技術拠点として、製品開発・車両適合・品質管理・市場課題分析を現地で実施。
技術判断と問題解決を顧客側に近づけ、対応スピードを大幅に向上させています。
2、➡専門チームによる高効率協業
経験豊富なエンジニアがプロジェクト責任者を担当し、システム設計・構造開発・ソフトウェア開発・実車評価までを一貫対応。
日本語による専門的かつ円滑なコミュニケーションにより、中日技術チーム間のシームレスな協業を実現しています。
3、➡エンドツーエンド品質保証
中国本社と日本技術センターが連携し、開発設計・製造・品質改善・市場運営までを統合管理。
全工程における高品質・高効率を実現しています。
このローカル開発体制は、日系自動車メーカー各社から高い評価を受けています。
現地技術チームによるコミュニケーション力と問題解決力が高く評価され、量産開発・品質改善分野におけるさらなる戦略協業が期待されています。

今後の展望:研究開発を軸にグローバル成長を加速
航盛日本技術センターの開設は、中日技術協業の重要な前進であると同時に、中国自動車電子企業によるグローバル高付加価値市場参入の重要な実践でもあります。

今後、航盛は「技術革新・文化融合」の理念のもと、日本技術センターを中核拠点として、ソフトウェア開発、実車評価、品質保証、プロジェクト管理の4つのコア能力を強化していきます。
現地開発チームの拡充と、中国本社技術専門家による支援を継続し、グローバル競争力を持つローカル開発サービス体制を構築していきます。
長期戦略において、日本技術センターは海外イノベーション拠点として、スマートコックピット、自動運転、コネクテッド分野の先端技術研究を推進していきます。
「私たちの目標は、日本のお客様から信頼されるコア技術パートナーとなることです。中国の技術革新力と日本のものづくり品質を融合し、自動車電子技術の革新を牽引していきます。」と、航盛グループ董事長・楊洪様は述べています。航盛は今後も、日本技術センターをローカル開発の中核拠点として、「基盤強化・多元展開・深耕経営」を軸に、着実にグローバル展開を推進していきます。
中国から日本へ、アジアから欧州へ。航盛は技術力を武器にグローバル競争力を高め、世界自動車産業の高品質な発展に貢献してまいります。